カーク船長とマッコイが仲が悪いのは、艦隊本部の戦略です!
まあ『宇宙大作戦』と言った方がいいかもしれませんね。全79話。
1969年から1974年に日本でもテレビ放映され、当時の男の子はおーーと感動して見ていました、特にウラ少尉か。
主要登場人物は5人。
カーク船長、スポック副長、マッコイ少佐、カトウ大尉、ウラ中尉。
なぜこの5人が、「宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である。そこには人類の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない」冒険に旅立ちミッションを実行できたのか?
それは5人だったから。そしてこの5人がバラバラだったからです、思考特性が。
論理の塊のミスタースポック、人情派感情を重視するドクターマッコイ、なんでもやってみよう新しいもの好きのミスターカトウ、そして有能なオペレーションの代名詞ウラ少尉。
そしてそれを束ねる、すべての思考特性を有し、満遍なく対応して慰撫しやる気を引き出す我らがカーク船長。
思考特性がバラバラだから、自分の一方向に鋭いとんがった意見が、その都度衝突し、どんどん切磋琢磨し、研ぎ澄まされることで、カーク船長の全体を俯瞰した収斂と最適な決断を生み出すことを可能にするのです。結果、困難なミッションは毎回クリアされて行きます。
この5人というのはミソで、皆さんがご存知のドラマやアニメも5人が登場人物のものは多いですよ。例えば、名作『ルパン三世』、5人ですよね。
どちらかというと論理的五右衛門、実務派次元、新規開拓系の不二子、感情人情派銭形、すべてを包含するルパン3世。
古いですか、では、
『ガルパン5人組』。なんとなく感情的で同じような5人ですが、少しずつ色が出ていますよね。
お約束は、
そう『ゴレンジャー』。これは体型かも、僕も見てないので、すみません。
まだまだいっぱいあると思います。
テレビやドラマを見るときに気にしてみてください。5つの思考特性が見えてきますよ。
スポック曰く『非常に非論理的だ』趣のある言葉ですね。
これって、ターニャ・デグレチャフ少佐も言ってましたね、さすが。